バカラの絞り (スクイーズ) とは

バカラの醍醐味とも言われる「絞り(スクイーズ)」とは、バカラのゲームにおいて特に興奮を高める演出の一つです。ここでは、この絞りについて詳しく解説します。

バカラのルールでは、まずプレイヤー全員がベットを完了した後、ディーラーが「プレイヤー」と「バンカー」に2枚ずつカードを配ります。通常、これらのカードはディーラーによって表向きにされますが、絞りのあるゲームではこのカードをひっくり返す瞬間に特別な演出が加わります

このカードをゆっくりとめくる「絞り」のプロセスが、次に何が起こるかという期待感やスリルを最大限に引き出し、プレイヤーにとってのワクワク感を大いに高めるのです。

絞りは、特に高額ベットが行われる場面や、ゲームの結果が重要な瞬間に使われることが多く、そのスリルと興奮がバカラの魅力の一つとなっています。

バカラの絞りとはカードの一部をチラ見せすること

バカラの絞りとはカードの一部をチラ見せすること

バカラの絞りを簡単に言えば、カードをすべてめくる前にカードの一部だけをチラ見せするという演出です。

絞りによってチラ見せされた部分から、大体どんな数字が出るのかを予想することができます。たとえば、「3が出ればナチュラルになる!」という状況で、3の可能性があるような見え方をすれば、一気に興奮が高まるでしょう。

自分が出てほしいと願っているカードの出現可能性が高まる瞬間のスリルは、スクイーズバカラでしか味わえない特別なものです。

絞りはゲームの結果には全く影響しない

バカラの絞りについて調べると、「スクイーズする方が勝率が高まる」といった口コミを見かけることがありますが、これは根拠のない話です。そもそもスクイーズはベットが完了した後に行われるため、ゲーム結果に影響を与えることはありません。スクイーズはあくまでバカラのゲームを盛り上げるための演出であり、勝敗には一切関係ないことを理解しておきましょう。

数字は隠してスクイーズする

バカラの絞りの醍醐味は「どの数字が出るのか」をじらしながら楽しめる点にあります。スクイーズの時点で数字が分かるような見せ方をしてしまっては、意味がありません。そのため、ディーラーは必ずカードの両端に記載された数字を隠す形で絞りを行います

数字は隠してスクイーズする

せっかくスクイーズバカラなのに、すぐに結果が分かっては興ざめにしかなりません。オンラインカジノではディーラーが絞りをしてくれるものの、ランドカジノでバカラをプレイする場合には、自分自身がスクイーズを担当することもあります。

せっかくのスクイーズバカラで、すぐに結果が分かってしまうと興ざめしてしまいます。オンラインカジノではディーラーが絞りを行ってくれますが、ランドカジノでバカラをプレイする際には、自分自身がスクイーズを担当することもあります。

テーブルゲームのバカラでも、自分でカードをタップしてめくることができる絞りの演出を取り入れたゲームも存在します。

バカラの絞り方は3種類ある

バカラのスクイーズには、縦絞り横絞り斜め絞りの3種類があります。それぞれの絞り方によるカードの見え方によってどんな数字のカードが出現するかある程度推測できます。

縦絞り

バカラの絞りとはカードの一部をチラ見せすること

「縦絞り」は、カードを縦向きにした状態で行うスクイーズです。カードの両端を指でしっかり押さえながらスクイーズを行い、見えたマークの数や種類に応じて、以下の数字が出現する可能性を予測できます。

見えた部分カードの可能性呼称
マークが12もしくは3タテ、モーピン、アタマ
マークが2410アシ、アシアリ
絵柄JQKピクチャー、コン、アボシ、モンキー、ワク
空白A足がない

何も見えない空白状態の場合はAが、絵柄が見えた場合は各絵柄(0ポイント)が確定します。

横絞り

「横絞り」は、カードを横向きにした状態で行うスクイーズです。横絞りでは、カードの右上に数字が記載されるため、右手の親指で数字をしっかり隠しながらスクイーズを行います。見えたマークの数や種類に応じて、以下の数字が出現する可能性を予測できます。

見えた部分カードの可能性呼称
マークが2つ4もしくは5ツーサイド・リャンピン
マークが3つ6、7、8スリーサイド・サンピン
マークが4つ9、10フォーサイド・セイピン
絵柄J、Q、Kピクチャー、コン、アボシ、モンキー、ワク
空白A、2、3ノーサイド・モーピン

横絞りで確定するのは絵柄だけですが、他の見え方の場合も縦絞りと組み合わせることで、出現する数字をある程度予測できます。

斜め絞り

「斜め絞り」は、オンラインバカラではあまり見られませんが、ランドカジノなどでは時折見られる特殊なスクイーズです。その名の通り、カードを斜め方向からスクイーズします。斜め絞りでは、カードの見え方に応じて、以下のように出現する数字を予測できます。

見えた部分カードの可能性
スートが見える(アシアリ)4~10
空白A、2、3
絵柄J、Q、K

スクイーズ(絞り)を楽しめるオンラインカジノのおすすめバカラ

オンラインカジノのバカラゲームでも、絞りを楽しめるゲームがあります。ライブカジノではディーラーが絞りを行い、コンピュータ型のテーブルゲームでも、裏になったカードをタップすると、チラチラとスクイーズされてから公開されるものも。

スクイーズを楽しめるオンラインカジノのおすすめバカラゲームを5つ紹介します。

Evolution Gaming社のBaccarat Squeeze

Evolution Gamingの『Baccarat Squeeze』では、ディーラーが選んだ任意のハンドでスクイーズが行われます。縦絞り、横絞り、またはその両方が使われるかどうかは、完全にディーラーの判断に委ねられています。

このスクイーズ演出によって、ゲームに一層のスリルが加わりますが、それ以外は基本的なバカラと同じルールで進行します。

Playtech社の『Squeeze Baccarat』

Playtech社の『Squeeze Baccarat』

Playtech社は2022年に『Squeeze Baccarat』をリリースしました。ゲームの進行は、まずPLAYERとBANKERのいずれかのハンドがすぐに2枚とも表向きにされます。その後、もう一方のハンドのうち1枚が表向きにされ、もう1枚をディーラーがスクイーズするという流れです。

自分がベットしたハンドがスクイーズの対象に選ばれると、その瞬間のドキドキ感を一層楽しむことができるでしょう。

Evolution Gaming 社のBaccarat Control Squeeze

Evolution Gaming 社のBaccarat Control Squeeze

Evolution Gamingの『Baccarat Control Squeeze』は、「コントロール」という名称の通り、プレイヤー自身が画面に表示されたカードをタップしてスクイーズを楽しめるライブバカラです。配られたすべてのカードを絞る事ができます。

Gameplay Live社のSuper Three Pictures

Gameplay Liveの『Super Three Pictures』バカラとスリーカードポーカーを組み合わせたようなゲームです。バカラでは通常、3枚目のカードが配布される条件がありますが、このゲームでは必ずPLAYERとBANKER双方に3枚のカードが配布されます。

PLAYERとBANKERの勝敗を予想するだけではなく、スリーカードポーカーの役が成立することに賭けるサイドベットもあります。

3枚目のカードを絞る事ができますが、ディーラーがスクイーズするのではなく、プレイヤー自身が自分でベットした側のハンドをスクイーズできるのが特徴です。

Microgaming社のBaccarat

Microgaming社の『Baccarat』は、ライブバカラではなく、コンピュータ対戦型のテーブルゲーム版バカラです。このゲームでは、プレイヤーは自分がベットした側のハンドについて、すべてのカードでスクイーズを楽しむことができます。ライブバカラとは異なりスクイーズに時間制限がないため、好きなタイミングでゆっくりとスクイーズを行えるのがメリットです。

ゲームは基本的なバカラのルールで、ペアのサイドベットに賭ける事もできます。シンプルでありながら、自分のペースでバカラの醍醐味を味わいたいプレイヤーには適したゲームと言えるでしょう。